中国ドルの「金欠」 習政権はプーチン支援どころではない 外貨が無い中国の本音 - 国際ニュース掲示板|ローカルクチコミ爆サイ.com南関東版


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中国ドルの「金欠」 習政権はプーチン支援どころではない 外貨が無い中国の本音
中国ドルの「金欠」 習政権はプーチン支援どころではない 外貨が無い中国の本音
【お金は知っている】

前回の本欄では、「中露通貨同盟」はありえないことを論じた。人民元は中国との一部の貿易取引でしか使えない「紙切れ通貨(ソフトカレンシー)」の域を出ないからだ。

習近平中国共産党総書記・国家主席は2月4日の北京冬季五輪開会式に出席したロシアのプーチン大統領に対し、ウクライナ問題でロシア支持を表明したものの、実のところは、ロシア軍がウクライナに軍事侵攻してもらっては困るというのが北京の本音である。

中国は通貨発行制度をドルに依存しており、ドルが入らなくなるとたちまち金融危機に見舞われる脆弱(ぜいじゃく)さを抱えている。対ウクライナ軍事侵攻の場合、米国が発動する金融制裁はロシアにとどまらず、ロシアの制裁破りに加担する国の銀行や企業にも適用される。

そんな中、米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制のために3月中旬に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)での決定を皮切りに段階的に政策金利の引き上げに踏み切る情勢だ。1月のFOMCの議事録によると、大半の委員が高インフレを懸念し、2008年9月のリーマン・ショック危機後続けたゼロ金利政策を解除して政策金利を引き上げた15年以降の局面よりも、速いペースで利上げすべきだとの見解だった。

15年当時は3年間で政策金利を9回、計2・25%引き上げた。今回は3月以降7回開かれるFOMCのたびに利上げに踏み切るべきだと、サマーズ元財務長官は主張している。

この利上げシナリオが実行されるようだと、習政権にとっては15~16年当時の悪夢が蘇るはずだ。グラフは米..

【日時】2022年02月26日 17:00
【ソース】夕刊フジ